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2009.09.30

相変わらず小ネタ

高村病にうなされているので、新刊を読み終えて次に手に取ったのは『マークスの山』文庫本。マークスは単行本を持っていて、文庫版は未読、しかも高村さんは単行本から文庫本になるとき大幅な改訂をするらしいので新作に臨む気持ちです。

先日、職場のフリーターから大学受験の相談を受けた話を書きました。ついこの間、また別の友人から「大学受験したいからアドバイスを」とメール。なぜ、なぜ私に訊く!?タイミングに驚きました。でもって、フリーターの子から言われてちょっとショックだったことを、その友人からも言われて。曰く「私はじょんみたいに頭良くないから無理かも」。ええ、ちょっと待ったーーーー!!
私自身、フリーターを経て大学に進学したので、高校卒業から数年経て大学受験を志す知人を応援したい。だからこそ何かしら相談に乗ろうと思うわけだが、2人揃って「じょんは頭がいい」って言い草はなかろう?私が大学入試の頃にはすでに一人暮らしをしていて、バイトで生計を立てながら睡眠時間削って勉強したし、努力したからこそ、今、いい思い出が残ってる。なのに「頭いい」って、努力を根底から否定してませんか?納得がいかない。そうやって「自分は頭悪い」なんて卑下して、不合格だったときの予防線を張る間に数秒でも勉強してこい、と言いたい。頭良くないから自学で無理かも、と思うならバイトして稼いで予備校に行け。人の努力を「頭いい」のひとことで片付けるなんて時間の無駄!!!!!しかも私は大した大学を出てないぞ、それでも合格のときは嬉しくて泣いたぞ。私をうらやむなんてまったくもってくだらない。まずは自分で努力しろと。ちょっと涙目です。。。

さて、冒頭の一文に戻ると。重度の高村病を発症している私ですが、一番好きな作家は、この春脳天をどつかれた志賀直哉。間違いなく彼です。最近、ようやく『暗夜行路』を古本屋で買いまして。私は高村熱に浮かされている真っ最中だったので母に読んでみろと渡したら。
「どこかで見た話だと思った」と言う。
自分が父の子でなく祖父の子だった、という複雑な出自はそうそうあるのか?と思ったらなんと!私の従兄弟が実は祖父の子(つまり戸籍では従兄弟だが、血筋では叔父)らしい。
と言っても父方の話で、生まれた頃にはすでに父方と縁が切れていた私にはほとんど無関係な話で、父を知らない私が祖父や従兄弟を知るはずもなく。へえ~という程度なんですが。
私の両親は結婚が遅く、母が父に嫁いだ頃にはすでに弟に妻子があった、その子が実は祖父の胤という・・・。母はなんとなく「両親に似ていない子だな」と思っていたらしいが、祖父(母からは舅)にはそっくりで「隔世遺伝?」くらいの認識だったらしい。それをある人から「実はじいちゃんの子」と告げられて納得したとか。
私は父そっくりの顔だが、父は祖父にかけらも似ておらず、祖母の顔つきを引いてる。そこまではなんとなく知っていた。だが私が個人的に納得いかないのはそっからだ。従兄弟=叔父、というその人は、今でいうジャニーズばりの美形だったとかで(母もなにせ30数年音信不通なので、彼の大人になってからを知らない)、とにかくかわいい美しい男の子、そして祖父(従兄弟にとっては実父)が、すらりとした美形でしかも医者なのでモテまくってたらしい。えーーーー、私もおじいちゃん似に生んで欲しかったーーーー、顔も頭脳も。
うーむ、しかしまさか自分のごく近い血縁にそんなドロドロな話が転がっていたとは。

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