レディ・ジョーカー(文庫)を流し読みしてみた
待ちに待った高村さんのレディ・ジョーカー文庫版!
かなり改訂されています。全体に文章が簡素化され、こってり描かれていたエピソードがさっぱり風味になってたり。
誰もが気になるラストですが。
ネタバレ
あります、声が聞きたい、クリスマスイブは空いてるか、はあります!!
が、そこへ行くまでの合田の葛藤はかなり省略。司祭も出てきません。(司祭はこの場面では登場しませんが、合田も加納もクリスチャン設定のまま、合田は教会でバイオリン練習してます)
つうか、恋だの欲情だの、かなりストレートな表現でゴールへ持っていく感じ。
高村さんはどの作品も単行本より文庫の方が同性愛のにほひが強くなるのですが、今回もでした(笑)。
愛する加納さんは、随分強くなりました。根来さんを失ったとき、合田を訪ねはしますが、助けてくれとも、泣きもしません。むしろ自分から「闘ってやる」と力強く宣言し、自らゴルフにも行きます。
ところで、腹に収める、俺は聖人じゃない発言は?
流し読みだったので、これからじっくり読みます。じーっくり読んで感想はまた改めて。
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