もしかして似てる・・・?
以前も紹介した、毎日新聞のコラムが定期的に更新され、高村薫さんが新連載に向けての思いから、ご自分の性格やら小説にこめる意味やら、広くカジュアルな言葉で語っていらっしゃいます。
時代を駆ける
これを読むと、高村さんという人がいかに命の重みを感じ、生きることに熱心かわかります。
生きることに熱心だし、勉強家だし、すごい情熱を感じるのに、どこか飄々としてらっしゃる。無関心なことはとことん無関心で無知だし、って笑い飛ばしちゃうような投げやりないい感じに力の抜けたところがおありです。
勝手ながら、これを読んでいると高村さんがとても身近で、かつ、もしかしたら似た種類の人かも、なんて思えるのです。
たとえば、仕事するのが当たり前だからしていた(商社時代)だけで、目的も目標も見つからなかった。
ああ、私も”仕事”そのものが目的みたいになってしまって、そこへ更なる意味を求めること、ましてその中に自分の存在価値を見出すことってできずにいるなあ、とか。
婚活なんて、女性は大変ね、フフフ、そうまでして結婚したいの?的発言には「まさしく!」と。婚活って言葉自体嫌いですが、そんなに必死な女性ってある意味怖い。私自身、結婚する意思がゼロなので、理解が及ばないんですよね。
でもって、昔から、経済的に余裕があれば、教育を受けられない海外の子どもたちのフォスターペアレントになろうか、なんて考えていたので(今は自分が生きてくので精一杯ですが)、高村さんが養子を取ることを考えていたというのはなんだか近い発想のように思えます。
とかなんとか、勝手に共感しちゃってますよ、この人(笑)。
新連載「新冷血」、レディ・ジョーカー文庫版の出る4月に向けて、せっかくカテゴリも新設したし、しばらく高村さんに関してぼちぼち記事を書こうと思っています。
3月に入ってから、まずは合田シリーズ復習してまして。
マークス、マークス文庫は読み終えました。照柿を今何度目かの再読中。
照柿、照柿文庫、レディ・ジョーカー、そしてLJ文庫と読み終えたらそのときは・・・何かが起こります。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント