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2010.04.27

レディ・ジョーカー連載版ついに!

今日は大阪に行く用があったので、用事をすませて18時頃、大阪市立中央図書館へ。
高村薫さんのレディ・ジョーカー連載時のサンデー毎日、その数114冊。
お姉さんは「1年ごとに、3回くらいに分けてはどうですか?」と提案してくださったのですが「いいえ、努力と根性でやりとげます」となんのスポ根かと思うようなセリフかまして全部書庫から出してもらいました。手数おかけしてごめんなさいね、でも神戸にはないんです、許して。

さて。書庫から出して頂く待ち時間、当然、読み逃した「新冷血」第2回を求めて”最近の”サンデー毎日のコーナーに行ったのですが、誰だ、読んでる人、お願い読ませて!!!!つまり読めなかった、と(泣)。

先日の太陽を曳く馬は連載が23回ですからね、楽でした。しかも開館と同時に入ったので時間はたっぷりあるし神戸だからコピー忘れがあってもまたすぐ来れるし。
でも今日は気合が違います。見逃すまい、加納。全114回。
単行本を読んでいるので、大体この辺で出てくる、というのはわかっているんですが、せっかくなので軽く読み流しながら、結局加納が出てこないとわかっている回も全部目を通し、加納登場ページにぺたぺた付箋貼ってはコピー申請書に記入していく作業を続け、いざコピー。
終わったのはきっちり閉館の20時半でした。

さて。連載版。噂に聞いていた「加納のダンベルシーン」は発見できました。が、バスタオルシーンが発見できず。本当に加納が風呂上りにバスタオルのシーンなんてあるのか!?(風呂上りのシーン自体はあった。がバスタオルの5文字はどこにもない)ほんとにあるんすか、何話に出てくるんですかあああっ!

そして、衝撃の事実。まるっと一話、コピー抜けがあああああああ!!!!どうしてだ、あんなに慎重にやったつもりなのに!!

つうわけで、私のLJ連載版コピーの旅はまだ続くようです。詰めの甘い自分が憎い。

でもせっかくLJ連載版をひととおり見てきたので、どうせ加納への愛は別の場所で存分にいずれ語るわけだし、加納以外のことに少しだけ触れます。

全体に、(単行本+文庫本-同性愛)÷2
って感じでしょうか。連載から単行本になる際に、大分加筆されているようです。加納との絡みだけでなく、その他の描写も単行本では「これでもか!」と高村さんは力ずくで書き込んだのでは、という印象。それが文庫版になってまたあっさり風味になった、と。

さて合田。
バイオリン技術が連載→単行本→文庫となるほど落ちている件(苦笑)。連載では、単行本よりずっと楽しそうにバイオリン奏でておりました。独演会ってアナタ・・・。文庫では「合奏についていけない」と言ってますねえ。

半田。LJの大事件を起こすきっかけ、背中を押してくれる最後の「何か」が合田だったのは連載、単行本、文庫いずれも一致なんですが、表現が。
単行本、文庫本では「ついに見つけた<何か>」呼ばわりだった合田を、連載では「俺は今夜、運命に出会ったのだ」と言い切っています。
ちなみに、2人の因縁の始まり、半田の靴にガラス片が刺さったのを合田が上から見下ろしてた、あの後の品川署でのやりとりも微妙に違ってまして、単行本、文庫本では「なんで俺を見た!」と突っかかった半田に合田は「音がしたので」と答えていますが、連載ではなんと「見た覚えはないが」と完全空気発言キタ!!
半田の猛烈な片思いの炎が、連載の方が燃え盛っている感じですねえ。。。半田さん、「運命に出会った」って、そりゃ完全に恋ですよ、恋。


はあ(ため息)。
バスタオルの5文字を人力検索するのと、まるっと取り忘れた1話のコピーと。もう一度大阪市中央図書館のお姉さんにお世話になりに行きます。いつ行けるかなあ。今度はもう少し時間に余裕持って、LJ全体を味わってこようと思います。

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