新冷血が始まりました
高村薫さんの新連載、新冷血がサンデー毎日にて始まりました。
早速読んでみました(立ち読みでw)。
合田シリーズとのことなので、加納登場シーンのみは、図書館へ行ってコピーする予定です。
それ以外は立ち読みでwww本屋さんゴメンナサイ。
つーか、加納出してくれよ、高村さん!!!!!
さて、第一回。
太陽を曳く馬に続き、高村節を控えた軽い文章です。別人が書いたかと思うほどに軽妙です。
第一、中学生の女の子が爽やかに目覚めるシーンから始まるなんて、これまでの高村さんから想像できたでしょうか。まだメスでなく、でも子どもでもないと自覚しつつも、母と比べて初々しく新鮮な足の白さを喜んだり、鏡を見て平凡な顔だけどこれからまだわからないと淡い期待を抱いたり。実にかわいい女の子です。
13歳の女の子が、小学1年生の弟を起こしてやり、両親と食卓に着く。あわただしくも平凡で幸せで、誠実な家庭であることが、見事にわずか数ページの第一回に書ききられています。
ああ、この善良な一家がまさか・・・嗚呼。新冷血というタイトルが憎い!!!
軽いタッチで幸せな家族を描き、一方で犯罪をたくらむ男たちが出会う頃には、高村節がバシバシ出てくることでしょう。そしてその男たちと合田が対決するに至る頃にはもう、高村ファンのハートをガッツリ掴むに違いない。緩急自在ですなあ。メリハリというか。
とまあ、意外な出だしに驚いているわけです(苦笑)。
あ、レディ・ジョーカー文庫をゆっくり読む時間がようやく取れそうです。なにぶん、ここ最近は平均睡眠時間2、3時間という猛烈な生活してまして、流し読みが精一杯だったんです。LJ読みきったらまた改めて誰も期待してない感想を書くことにします。
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