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2010.07.15

新冷血と美術館

高村さんの新連載「新冷血」が始まって以来、「新冷血と○○」というタイトルが記事のデフォになりつつあるような・・・??

さて、地獄の8連勤終わったーーーーー!!!!昼夜かけもちなんで、両方休みってのは元々少ないのですが、一方が8日連続とか、しかも長時間シフト(12時間)とか、初めてです。疲れた~。
バイト男子君が「今日の勤務が終わったらじょんは息絶えるかも。俺に給料は全額あげるという遺言を残して」などとうわ言をほざいていましたが、タイマー発動せずwwビールが美味い!

さて新冷血。
トダとイノウエって、どちらかというとイノウエが短絡的でぶっ壊れ系かと思っていたのですが、トダ、十分壊れてました。歯が痛いというトダに「歯医者行く?」というイノウエ、それへの返事が「歯医者は金ありそう」が先週の終わり。そして今週は早速「下見」してます。つか、描写されてないだけで「襲っちゃう?ねえ、襲っちゃう?」的会話がなされたのかもしれませんが、診療目的でなく襲撃目的での下見ということにあうんの呼吸を感じてしまうのですが。。。
アユミちゃん全力で逃げてーーーー!!!まだ「赤と黒」は読み終えてないでしょう?逃げ切って読まなくちゃ!と思いますが、なんというか、ここで逃げ切ったら合田も、まして加納も出てこないという恐ろしい矛盾。
殺される側の日常を描くことって、読者としては結構しんどいようです。その点、マークスや照柿は殺される側に感情移入する余地がなかったので楽。LJはねえ、ラストの城山さんが・・・こちらは嘘みたいにさらっと「撃たれた」なんかで済まされたのが逆に救いだったと今なら思います。

次。
県立美術館で開催中の「麗子登場!-名画100年・美の競演 神奈川県立近代美術館×兵庫県立美術館」に行って来ました。
なにせ8連勤真っ只中、体力は温存しておきたい、つうかすでに眠い、というわけで結構ハイピッチで展示を回り、気になる絵のときだけふと立ち止まる、所要時間約1時間お急ぎコースでしたが。
麗子、はもちろん立ち止まりました。それ以上に時間をかけて鑑賞したのは小磯良平。神戸を代表する画家で、記念館もあるのですがまだ行ったことはなく生で見るのも初めて。「うむ、神戸のハイカラにふさわしい絵」という印象でした。麗子の作者である岸田劉生の特別展もしているようですし、小磯記念館も近々行ってみたいと思います。
お!?と立ち止まり、名前を見て「うむ、私でも知ってるくらい有名な人はやはり引力が違う」と思ったのが東山魁夷。この人も神戸と縁の深い人ですね。侮れぬ、神戸。
そして、いろんな意味で「うおっ!?」と立ち止まったのは片岡珠子「豊太閤と黒田如水」。私が黒田如水という戦国武将を愛していることは以前書いたのですが、まさかここで、近代美術の特別展で如水に会うとは。しかも大きな屏風絵。目に飛び込んできた瞬間「え、如水!?」と疑い、解説を読んで「まさかの如水キタコレwww」と驚き。

黒田如水を愛して20年。彼に(しかもデカイ)思いがけず出会ったおかげで無事に地獄シフトをやり切ったのでした。

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