新冷血と両兵衛
火曜日、高村薫さん新冷血の日!
・・・またも爆睡により水曜日ですorz
部下からの報告待ち&せっせとメールを送る中間管理職、合田。
よく考えれば、もの言わぬ石、規律ガチガチ男、と形容されてもイマイチぴんと来なかった、上司に噛み付いてでも自分の足で稼ぐ合田しか見てこなかった私としては、今の、現場へ飛び出さずじりじりしながらデスクに張り付いている合田がもっとも石らしく見える。
今回の新冷血、テーマのせいもあるのでしょうが、高村さんの文章が小説としては、また高村さんの文章としては大変めずらしい、現在形でスピーディに進んでいます。~だった、~と言った、と普通小説では過去形をよく使うし、高村さんは小説家になる前、ワープロで「ちょっと普通の文章を~だった、と過去形にしただけで違う世界になった」ことを味わった人。なので、~と言う。~をする。とルポのような文章で進んでいくのは非常にテンポが良く、臨場感があります。
ヨーカドーで下着などを買った合田が、数日後に帰宅したら、携帯嫌いの義兄から留守番電話で「電話を聞いた。無理はするな」と短い愛のささやきが吹き込まれているわけですね、わかります(どうしても加納に夢を見たいww)。
さて、気の早い話です。
来年、お正月ドラマで黒田官兵衛と竹中半兵衛にスポットを当てたドラマが放映されます。テレビ東京の「戦国疾風伝 二人の軍師」
ちょっと戦国の好きな人だと官兵衛さんや半兵衛さんは知っているし、まあそこそこ人気の武将でもあるのですが、もろこの2人を主役にしてお正月早々7時間ドラマとはなかなか大胆な人選という気がします。
戦国の世で天才軍師が育む友情を描くのでしょうか。楽しみです。
でも配役が・・・なんだか残念です。もっと渋いオサーンがいいなあ。特に半兵衛。あんなムキムキ美青年は違うと思うよ(´・ω・`) 。
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