戦国の熱き戦い
今日はネトゲの話です、興味ない方はまるっと読み飛ばしてください。
私が自宅のショボPCやネカフェでやっているゲームはいくつかありますが、そのうちのひとつが、戦国IXAというブラウザゲーム。これはクローズドβの頃から気になっていたのですが、クローズドには参加できず、現在、オープンβに参加中です。
といっても、元々ゲームが得意でない(ヘタの横好き)のと、ほとんどログインできないのとで武将も街も育成は遅々として進まないわけですが。
このゲーム、普段はせっせと田んぼ耕したりして資源や人口を増やし、街を作っていくシムシティ的要素が強く、併せて、くじで引き当てた武将を秘境へ旅させて育成していきます。そして数日おきという短いインターバルで、合戦が行われます。秘境探索でレベルアップしてきた武将に、たくさん兵士乗せて他国のプレイヤーと闘います。好きな武将を育成するのでなく、くじで当たるあたりは信長の野望や戦国BASARAといったオフラインゲームとは大きく異なります。
私はオープンβ初日にさっそく始めたのですが、先に書いたとおりなかなか時間が取れないので街も武将もレベルは低く、合戦となっても正直、やることがありません(´・ω・`)
となると、私がこのゲームで何やってるって、日ごろの農耕オンラインと秘境オンライン(笑)。それでも一応合戦時はちまちま空き地攻撃したりわずかな戦功稼いでますが、知れてます。雀の涙。
クローズドからのベテランも多いワールド1(1鯖)では私など赤子同然です。
が、所属している上杉家は1鯖最強だった・・・(まったく何も考えず、好みで選んだ)。
上杉最強で何が困るって、僻地の私は本当に敵国プレイヤーと戦う機会がないのです。
さて、前置きが長くなりました。
この三連休、ちょうど合戦でした。しかも、上杉家、攻め手です。僻地住人の私でも、合戦に参加できます。
がしかし。所属している同盟から合流時刻のメールがきましたが、私は仕事。残念ながら同盟の人たちと合流攻撃などといった大きな合戦行動はできません。結局、単独行動で合戦に参加したのですが、がっ。
上杉、最強すぎた(笑)。
私が仕事終わってログインしたときには、もう相手の島津、焦土と化していたorz
どこにも攻めていけない中、それでも頑張って陣いくつかと城1つ落とし、あとは空き地オンライン。
合戦初日が終わった時点で上杉圧勝は確定していたしもはや焦土の薩摩に敵はなく、自分の出城や陣を守る必要もなく、のんびりまったり空き地オンライン。
ちなみに、2chのixaスレでは上杉はむちゃくちゃ言われてて、最近はゲームそのものよりスレ読むほうがよほど楽しいw
ところがです。
合戦が終わろうという20日深夜、とんでもないことが起こりました。
圧倒的勝利がわかっている上杉は無駄に兵を損失する戦いはもう必要ない、あと数時間で合戦が終わるという深夜。
上杉家の1位同盟が、なんと、島津の1位同盟に攻撃しかけたwwwアリエナスww
島津1位同盟の盟主の城の周り、見渡す限り上杉の旗、旗、旗。
すでに昼間から周囲を埋め尽くされていたので、おそらく盟主の城にはそれなりに、もしくは相当に同盟の援軍が来ているはず、そして上杉の勝ちは100%確定している、にも関わらず、攻める上杉。つーか、同盟の名は幻像。
2chのixa総合スレ、1鯖スレともに幻像の出方を見守っているとき、私の所属している同盟でもチャットが賑わっていました。
合戦終了まで2時間。幻像は1位同盟の誇りにかけても勝つのか、それとも、久しぶりの攻め手だからお遊びなのか、と誰もが見守っている中、23時前から断続的な攻撃が始まりました。
第1陣の合戦報告書で確定。
幻像は本気でした( ゚д゚ )
攻める幻像、守る島津1位の天照、ともに数万という兵を失いながらも、ガチでやりあってます。
もう上杉対島津ではなく、幻像対天照。
戦国のロマンです。
上杉勝利は決まってるし兵を減らしたらまた資源消費して作らなくちゃならんのだし、普通に考えれば、やりません。
合戦終了までに落とせるか、とどきどきはらはらする時刻からの攻撃開始、そしてガチモード。
ロマンです、ロマン。
見守ることしかできない私は、天照盟主の合戦報告書を見る→2chのスレを見る→自分の同盟のチャットを見る→盟主合戦報告書を見る(以下ループ)でぐるぐる、PCの前に張り付き。
わくわくした、楽しかった。
幻像の勝利にも、戦いぬいて散った天照にも、称賛を送ります。
私は幻像と同じ上杉家ではありますが、この合戦に関しては「上杉勝利」でなく「幻像勝利」を称えたい。
1鯖最強上杉家、誰もが「最強」にあぐらかいてたところへ、気分のいい戦いを見せてくれた幻像、マジで惚れました。最強の前に屈せず、戦い抜いた天照にも惚れました。
NPC相手のオフラインゲームと違って、オンラインは時としてこういう面白みがあるのがやっぱりいいなあと。
正直、戦国ixa、ショボゲーだとがっかりしていたので、幻像の大活躍のおかげで目が醒めました。
ショボゲーでも伝説って生まれるんだなあ。
ありがとう、幻像。
ちょっと感動したのでしょーもないネタですが書いてみました。
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コメント
みもざ様
小説のご紹介、ありがとうございます。
昨日古本屋さんへ行ったので藤沢氏を探してみましたが、残念ながらありませんでした。
手っ取り早いのは図書館かな?
さて、前田慶次郎で思い出したのですが、マンガ「花の慶次」はお読みになりましたか?
青年マンガらしい濃い絵柄なので女性がどう思うかはやや不安ですが、読み応えのあるマンガです。慶次郎をお好きならぜひ。
投稿: じょん | 2010.10.15 04:08
じょん様
藤沢周平氏(山形出身の方ゆえ、上杉びいきのはずです)のご紹介として・・
寡黙ながら名将の景勝公と直江兼続の主従を理解しえる、及び直江と石田三成との友情を描いた小説”密謀”。
そして同時代に生き、景勝公に上杉家に惚れた男、前田慶次郎を知るなら隆慶一郎氏の”一夢庵風流記”を是非にも!!
ここに熱き戦国のロマンを感じて頂きたい(笑)
投稿: みもざ | 2010.10.10 01:08
みもざ様。
お久しぶりです。
まさかみもざ様がこのネタに食いつくとは(笑)。
上杉家とは言ってもみもざ様は景勝の頃でしょうか。私はかなり単純に、軍神とまで言われる謙信、だけど甥っ子(景勝)に「字は上達した?」なんてお手紙書く優しい謙信が好きという浅いファンでございます。
司馬遼太郎など歴史小説は好んで読んでいますが、藤沢氏は未読です。一度読んでみたくなりました。
コメントありがとうございました。
投稿: じょん | 2010.10.08 15:01
じょん様
ご無沙汰しております。
私は、ゲームが不得意故、内容については、また楽しまれているであろうことに共感できなくて・・残念ではあります。
が・・しかしです。上杉謙信ファンだったりしますか!!私は、かなりの”上杉家びいき”野郎です。昨年の妻夫木君と北一輝さんのコンビドラマを見ていたとかではなくて、藤沢周平氏の歴史小説を読んですっかりファンになりました。”関が原”&”徳川”関係を数冊経て、米沢藩への領土替えを余儀なくされたあの上杉家に惚れております(笑)
投稿: みもざ | 2010.10.07 16:25