第3の勢力
火曜日、高村薫さん連載「新冷血」。
イノウエからの美麗なお手紙。トダからの簡潔ながらやはり流麗なハガキ。自分のしてきたことはなんなのか、と犯罪者との向き合い方に悩む合田でした。悩んだら訊けよ、加納に。加納を出せーーーー。
さて。
頭の半分を加納、もう半分を御剣さんと、2人の架空検事に占められているアホな私でしたが、最近、そこへ第3の勢力が。
彼の名は、ルチアーノ。
ついに外国人までもターゲットにw
古本屋さんで、適当に棚を眺めていて、発見したコミック。
一度目に見たときはパラパラっとめくって「好みじゃない」と感じたのですが、二度目でどぼんとはまりました。
オノ・ナツメさん。
まず「リストランテ・パラディーゾ」を試しに1冊。その帯に羽海野チカさんが「クラウディオが好き」と書かれており、コミックの内容もクラウディオが主役、つか、タイトルも。
でもなぜか私のストライクはルチアーノ。加納といいみっちゃんといい、脇役好きだな、私。
ちなみに、クラウディオもルチアーノも、おじいちゃんです。老眼鏡かけたおじいちゃん。レストランの給仕さんです。
ルチアーノに惚れて、次にリストランテ外伝の「GENTE」を。これでもう完全にルチアーノにはまりました。出てくる人物すべて、本当に漏れなく素敵な人たちなんですが、ルチアーノだけは別格。
つか、老眼鏡紳士ばかりのレストランて、オヤジスキーな私、本当にあるならイタリアへ行ってしまいそうw
とにかく登場人物すべてが魅力的で、セリフは多くないけど物語に深みもあり、これはハズレがなさそうと、色々買いました(と言っても殆どが100円コーナーというケチっぷりですが)。そして、実際今のところハズレなし。
読み終えてほのぼの~と気持ちがいい(not simpleと逃げる男はちと系統が違う)。
絵は決して好みでない。
絵やコマはたいへんシンプル。
ストーリーや、その奥行きが好き。
気づけばはまってた。
はまってみたら、絵も好きになってた。
このへんの流れは、よしながふみさんにはまったときの入り口とよく似ています。
さらに。
この人もBL描いてるんですね。まるきりよしながさんと同じ流れorz
どこかで、腐の匂いを察知してるんでしょうか(今市子さんもほぼ似た流れ。ただし今さんは最初から絵が好み)。
オノ・ナツメ&basso、全制覇目指します。
最近、よしながさんの「大奥」、最新刊が出ました。吉宗、男前すぎるぜ。
今一押しのマンガ「へうげもの」も最新刊が出ました。こちらはぼちぼちラストスパートですが、相変わらず恐ろしい勢いがあります。
さらに「3月のライオン」も。深刻なイジメに合ってさえ前向きな中学生は「美しく書きすぎだろ、おい」と冷静に突っ込まずにはいられませんが、「モンスター祖父を発動」とか言っているおねえちゃんはかわいいw
さらにさらに。最近は、夏目漱石と門下生を描いた「先生と僕」が面白い。
小説では、乙一にはまり中。
8月になれば日雇いなり短期の派遣なりしながら就職活動進めるので、もうしばらくは読書三昧~。
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